迷夢

私は大好きなインドにいた。

パジャマのような部屋着を着たまま部屋の外に出て

戻ってみると

信じられない数のインド人が部屋に入って

くつろいだり好き勝手やっていた!

鍵をかけずドアを開いたまま外に出たようだ。

と言ってもそこはホテルでベッドルームと広いリビングがある、

眺めのいい最上階の高級ホテルの一室だった。

なんと洗濯しようと脱いだ服が全部広げて並べられていた。

私は「アウト! アウト!」と叫んでインド人たちを押し出した。

出て行って って英語でなんだっけ?

とにかく叫んで必死に押し出した。

表まですべての人を追い出すと

私はいつの間にかホテルの外にいた。

私のホテルはどこだっけ?

そこは似たような高級ホテルが密集していた。

近くのインド人に◯◯ホテルに行きたいんだけど。。

えーとホテル名なんだっけ?

確か最初にRがついていたはず。

部屋番号は714だったかな? ん?514?

914? 704かな?

なんで覚えていないの!

 親切な少女が親身になってくれたが

途中から私のことを 「あの人頭がおかしい 」と周りに言い出した。

だめだ!他にいかなくちゃ。

あ、このみやげ屋は以前買ったことがある店。

必死に説明しても店主は素知らぬふり。

ホテルはすぐそこなのに、私は歩き出し今度は交番を見つけた。

助かった、ここならわかるだろう。

狭い建物に入って説明すると

ニコニコ顔のポリスマンは私の身体がぴったり彼に触れているのが嬉しそうだった。

ヤバイ。しかしそんなこと言ってられない。

ホテル名はRで始まる・・えーとなんだっけ?

全く思い出せない!!

すると私は手に一冊のノートを持っていた。

そこにはたくさんのインドに関するメモがあり

ポリスマンが ほう〜と1枚の紙を取り上げた。

そこには日本式トイレのようなインドトイレの使い方の絵があった。

私は観光で来てるの?

丁寧にノートを見ればホテル名が書いてあるかもしれない。

でもノートを渡しちゃダメだ。

パスポートも持っていない、自分を証明するものは何もない。

ああ こうやってどこかに売られてしまうんだろうか。。

日本には帰れないんだろうか?

というところで目が覚めた。

非常に疲れる夢だった。

分析するエネルギーもないほど。。。

しかし 自分を証明するものなんて物質的には紙にすぎず

大事に抱えていたノートは何の象徴だったのだろう。

 

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